Mercedes-Benz

 たぶん、本編のメルセデスベンツのモデルは次の2台のどちらかだと考えられます。

メルセデス・ベンツ 770 グローサー
1930〜1932年生産 / ドイツ / 左ハンドル / セダンスタイル /
4ドア / 4〜7人乗り / 直列8気筒 / 最高速度160km/h /

メルセデス・ベンツ 27/180/250 PS SSK
1928〜1932年生産 / ドイツ / 左ハンドル / オープンカースタイル /
2ドア / 2人乗り / 直列6気筒 / 最高速度192km/h /

 どちらのタイプにも「ワルキューレの雄叫び」と呼ばれるペダルを一気に踏み込んだ時のスーパーチャージャー の作動音は存在しています。これ、飛ばし屋にとって憧れの音です(笑)
 メルセデスは俗称として「戦乙女」という名はあります。白いカラーリングであれば「白い戦乙女」になるので どちらにもいえるとは思います。ただ、私が知る限りでは市販車の白はSSKのほうしか見たことありません。 私が見たことないだけで存在している可能性は高いですが。
 そして、注目すべき点は左ハンドルですかね。イヴァンスチルのキスシーンではたしか……右ハンドル 運転してなかったかなー?当時のメルセデスは右ハンドルは存在しないはずです。メルセデスが右ハンドルを 作り出したのは日本への輸出がそれなりに多くなってきて、日本が経済復興したあたりから、だったかと。富裕層が メルセデスを買い始めて運転に支障が出る、ということで右ハンドル仕様のものを日本向けに作ったのが最初のはず? アメリカは左ハンドル主流なのでわざわざ右ハンドルに改造する必要もない。ということで、矛盾かなぁと思ってます。
 あと、セダンとオープンの違いと最高速度の違いも注目。スチルだけでは外装は分からないので判断できないんですが、 速度だとSSKのほうが速いんです。とすると、スーパーチャージャーでトップスピードになって他の車が追いつけない速度だと、 やはりSSKである可能性も高いとも思います。でも、キスシーンスチルをよく見ると、内装部分に後部座席が見えるんですよね。 ってことは2人乗りであるSSKは除外されてしまいます。しかし確証がないので一応候補として残しておきます。